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三段跳びからサッカーへ マクスウェル・アルバレス 

マルケンセのFW、マクスウェル・アルバレス君。
この選手のことが少し頭に残っていたのは、
「陸上では食べていけないからサッカーに転身した」
という記事を読んだことがあったからなのですが。
ちなみに彼、将来をものすご~く期待されていた、三段跳びと幅跳びの選手でした。


新聞をあちこち捜してやっとこさ見つけました(こちらの記事)。
今年3月のインタビュー記事です。


2006年7月の中米カリブ大会から帰ってきて、数日間休暇を取ったら
コーチが僕のことを悪く言っているのを聞いてがっかりした。


陸上連盟からは何の支援もなくて、
必要な用具は兄さんたちに買ってもらっていた。
唯一、オリンピック委員会から毎月Q1800の奨学金を受けていたけれど、
これだけでは全然足りなかった。
(注:これ以外にも陸上連盟から奨学金があったらしいのだけれど、金額は不明。
 支払いはいつも遅れていたらしい)
だから、子どもの頃から好きだったサッカーに戻ることにした。


マルケンセと契約して数日後に、
連盟からアメリカ行きの奨学金の話があったけれど
オリンピック委員会にはもう陸上に戻るつもりはないと返事した。


マルケンセを選んだのは、義理の兄であるカルロス・キニョーネスがいたから。
3ヶ月前にクラブにつれてきてくれて、エスペシアルでテストを受けた。
子どもの頃から、ずーっとGKだったんだけれど、
イラリオ・イダルゴ監督は、僕にはFWが向いていると言った。


クラブでは今まで受けたこともないような待遇を受けているよ。
オリンピック委員会の奨学金とは比較にならない給料とか
食事とか、ユニフォームとか、住むところとかね。
マルケンセにはもうすごい愛着を感じてるよ。


2007年の閉幕シーズンのペタパ戦に後半から入ってリーグにデビューもした。
パコ・メルガル監督は、僕をFWとして入れるから、動き回れと言われた。
試合は2-3で負けたけれど、最初のゴールを記録することができたし。


今までのところ、リーグでプレーしたのは8試合で、2試合が途中から。
得点は3、ペタパ、ハラパ、サカパ相手にゴールを決めることができた。
唯一の問題は、僕は暑いところの出身だから、すぐ疲れちゃうんだよね。
(注:サン・マルコスが高地にあるから、という意味?)
でもそれにも慣れてきたよ。


子どもの頃からフロレンシオ・マルティネスとかマルビン・アビラと一緒に
イサバル県の代表チームにいたから、そのうち代表にもなりたいね。

と本人的にはサッカーをすることにとても満足しているらしい。


一方、不満なのが陸上関係者。
陸上連盟会長のフアン・デ・ディオス・レイエスさん。
「なんで陸上を辞めてしまったのかわからないね。
 彼への奨学金がきちんと払われていたかどうかは知らない。
 連盟から説得に当たったけれど、なんでサッカーに行ってしまったのかわからない」。


レイエスさんによると、マックス君から「奨学金上げてちょうだい」という要請があったので
金額の引き上げを検討していたところだとか。
「奨学金を引き上げたら戻ってきてくれる、って言うんなら、
 ちゃんとした生活ができるくらいの経費は賄ってやる用意がある。
 でもそうじゃないんだったら残念なことだ。
 今まで彼につぎこんだ金は全部ムダだったってことだからな」。


ちなみにレイエスさんによりますと、
マックス君がグアテマラの幅跳びかな?の記録を塗り替えた時、
賞金として$2000を支給したんだそうです。さて高いのか、安いのか、この金額。


もう一人、え~と、陸上のグアテマラ代表クラスの選手のコーチ、カルロス・イリアルテさん。
「こりゃあもう犯罪だよ。
 彼のような才能があり、将来を約束された選手がいなくなってしまうなんて。
 マクスウェルは金のために、陸上以外のものを探さないといけなかった。
 何年もかけて育ててきた才能が失われてしまったなんて、許されないことだ。
 もし彼が続けていたら、三段跳びでは18m、幅跳びでは8mを飛んでいたのは間違いないのに」。


陸上関係者のヘラルド・アレン・ロウエさん。
「グアテマラだけじゃなくて、中米ならどこにもで起こりうることだ。
 オリンピック委員会は、オリンピックでメダルを取ることのできる選手に
 もうちょっと注意を払ってほしいね。
 Q1800なんて、今時大した金額じゃない。 彼だって生活しなきゃいけないんだから。
 でも考え直して、陸上に戻ってきてほしいよ」。


大人の思惑は様々あるわけですが・・・。とりあえず本人は、満足しているようではあります。

Maxwell Alexander Norberto Alvarez
生年月日: 1987年11月3日
出身地: イサバル県リビングストン
サッカー歴:
 9歳~11歳の頃、プレーしてた。
 97年にはイサバル県代表のGKとしてプレーし、全国大会で優勝したことがある。
陸上歴:
 14歳で陸上を始める。
 幅跳びと三段跳びのグアテマラ記録保持者。
 カナダのユース世界選手権で11位、
 プエルト・リコで行われたイベロアメリカ大会では5位の成績を残している。
長所:
 リアクションに優れている
 空中戦に強い
 跳躍力があり、脚力に優れている
 ボールの扱いが上手い
短所:
 ヘディングが下手
 ポジショニング
 持久力
 自信を持つ必要がある


*タグ/マクスウェル・アルバレス(選手)

コメント

へえ、身体能力が高そうには見えましたが、これだけの
一流のアスリートでしたか。陸上関係者の方々には残念な
話しではありますが、日本を含む一部の裕福な国を除いて
アマチュアスポーツや陸上競技が整備されていない国々では
よくある事例ではありますよね。

この決断が正しかったかはこれからの本人の努力次第でしょうが、
試合を見る我々としては関心事が増えて面白くなりますね。

>SHEさん

陸上って、やっぱり地味ですもんね。
スポンサーもつきにくいし・・・・・・。
とは言え、国立競技場の名前、マテオ・フローレスって、
マラソンの選手だったりするんですが。

姻戚関係にサッカー選手がいて、ちやほやされるのを見れば、
「サッカーの方がいい」と思うのは不思議じゃないなぁ~と。

決断した以上は、サッカーの方でも一流になって欲しいですよね。
少し注目してみたい選手です。

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